男性不妊・夫婦での相談

✅ 男性因子について

不妊の原因は女性だけではなく、約半数に男性側の要因が関係しているといわれています。
男性不妊の主な原因としては、以下のようなものがあります。

• 精子の数が少ない(乏精子症)

• 精子の動きが弱い(運動率低下)

• 精子の形に異常が多い

• 精子が見つからない(無精子症)

• ホルモンバランスの異常

• 精索静脈瘤などの精巣環境の問題

現在では、医療の進歩により、たとえ精子の状態に問題があっても治療や生殖補助医療によって妊娠が可能となるケースも多くあります。
そのため、「男性側も一緒に検査・評価を行うこと」がとても重要です。

✅ 精液検査について

検査内容

採取した精液をもとに、以下の項目を詳しく調べます。

• 精液量
• 精子濃度(数)
• 運動率(どれくらい動いているか)
• 前進運動率(まっすぐ進む力)
• 正常形態率(形の良い精子の割合)
• 感染の有無

これらはWHOの基準に基づいて評価されます。

検査方法


• マスターベーションにより採取します
• ご自宅で採取し持参していただき提出します
• プライバシーに十分配慮した環境で行います

大切なポイント


精液の状態は体調や生活習慣によって変動するため、 1回の結果だけで判断せず、必要に応じて複数回評価することが重要です。 また、異常が見つかった場合には、専門の泌尿器科へ紹介し、ホルモン検査や超音波検査などを追加して原因を詳しく調べます。

✅ 夫婦での受診の進め方


不妊治療は「どちらか一方」ではなく、ご夫婦で取り組む医療です。

当院での基本的な流れ

1. まずは女性だけでの受診でも可能

2. 必要に応じてパートナーの検査をご案内

3. 結果はできるだけご夫婦で共有

4. 治療方針は一緒に相談して決定

男性不妊の診療においても、 パートナー同席での説明や意思決定が重要とされています。

ご夫婦受診のメリット

• 検査・治療の理解が深まる

• 認識のズレが少なくなる

• 精神的な負担を分かち合える

• 治療選択を納得して進められる 「男性が受診しづらい」と感じる方も多いですが、 当院ではできるだけ負担の少ない形でご案内いたします。

✅ 看護相談のご案内


不妊治療は、身体的なことだけでなく、 気持ちの面でも悩みや不安が生じやすい医療です。 当院では、看護師による相談を行っております。

このような方におすすめです
• 男性不妊について詳しく知りたい
• 検査や治療に不安がある
• パートナーとの温度差に悩んでいる
• 仕事と通院の両立について相談したい

看護相談の特徴
• 医師には聞きにくいことも気軽に相談可能
• ご夫婦での相談も歓迎
• 治療の理解を深めるサポート 「まず話を聞いてみたい」という段階でも大丈夫です。 お気軽にご利用ください。

✅ まとめ

男性不妊は決して珍しいものではなく、 ご夫婦で向き合うことで解決の糸口が見えてくることが多い分野です。 当院では、男性・女性それぞれの視点を大切にしながら、 ご夫婦にとって最適な治療を一緒に考えていきます。