よくあるご質問
当院に関するよくあるご質問をまとめています。
なお、当院に通院中の方は院内に質問用紙もございますのでお気軽にご質問ください。
受診について
当院では待ち時間短縮、診療の円滑化を目的に完全予約制を導入しています。
予約枠は30分単位で設けており、最終受付は午前12:30、午後17:30です。
来院時間が最終受付を過ぎる場合は必ずご連絡をお願いします。
検査・診察内容によっては受付時間が決まっているものもありますのでご了承ください。
なお、当日予約はご希望に添いかねますので必ず前日までのご予約をお願いします。
予約の変更につきましても事前にご連絡をお願いします。
また精液検査はご主人のID・氏名でのご予約が必要です。
当院では主治医制ではありませんので診察する医師は受診のたびに変わります。
診療の医師が変わりましても治療方針は変わりません。
セカンドオピニオンとして受診される方もいらっしゃいます。
検査結果等お持ちいただければ当院で検査が省けることもあります。
お仕事を続けながらで大丈夫ですが、治療の段階によってはある程度都合をつけていただく必要もあります。
診察時に次回受診日の日程も決めますので、来院時は勤務表等持参してください。
来院できない日がある場合はお伝えください。
断乳から2ヵ月経過していれば月経の有無は関係なく受診可能です。
体外受精の場合早ければ通院開始して2ヵ月でスケジュールに入れます。
ご了承ください。
検査、薬について
不妊原因のうち、男性側に理由がある場合と女性側に理由がある場合はほぼ半々だと言われています。
治療を進めていくうえで欠かせない検査となっておりますので早い段階での検査をお願いしています。
治療に影響がある可能性がありますので必ずご連絡ください。
場合によってはスケジュールがキャンセルとなることもあります。
風邪薬や頭痛薬等の市販の薬やサプリメントは妊娠が判明するまでは制限はありません。
妊娠後に関しては継続できないものもありますのでご相談ください。
他院から処方されている薬の場合は主治医に相談してください。
インフルエンザワクチンは治療中や妊娠後も制限はありませんので打っても大丈夫です。
風疹ワクチンの場合は打ってから2ヵ月は避妊が必要になりますので、風疹ワクチン接種を考えている方はお伝えください。
体外受精(採卵、移植、凍結)について
月経3日目以内に来院していただき、スケジュールに入りましたら卵巣刺激の方法により変わりますがおおよそ1週間毎日(日曜除く)注射に通っていただく必要があります。
ただし来院せず自分で注射を打つこともできますのでその際は卵胞が大きくなったかの確認の超音波検査の来院1~2回で済みます。
超音波検査をして卵胞が大きくなっているのが確認できれば翌日もしくは翌々日に採卵が決定し、採卵日に再度来院していただきます。
採卵後は移植の場合採卵2,3日後または5日後に来院していただき、採卵より2週間後に妊娠判定があります。
移植を行わずに全て凍結の場合は採卵日以降の来院はありませんが、卵巣の腫れが見られた場合は確認のために来院していただくことがあります。
受精方法には、卵に精子をふりかける媒精という方法と卵に精子を直接細い針で注入する顕微授精(ICSI)の2通りあります。
当院では男性因子でない場合は初回採卵の方は媒精と顕微授精を半分ずつに分けて行っております。
ただし媒精は調整した後の精子濃度に基準を設けているので、この基準に満たなかった場合は全て顕微授精となります。
媒精可能な方が強い希望で全て顕微授精にすることはできますが、顕微授精適応の方が全て媒精にすることはできません。

通常、1回の周期において卵巣のなかの卵胞(卵子が入っている袋)が複数発育します。そして最終的には1個のみが発育し、成熟した卵子が排卵され、他の卵胞は発育を途中で止めて無くなります。卵巣刺激とは、この他の卵胞も最後まで発育させて成熟卵を複数得るための方法になります。もともと無くなってしまう卵胞を発育させるので、卵巣の在庫を前借りするといったことではなく、閉経が早くなる(卵巣の在庫がなくなる)わけではありません。
卵子の質は年齢に大きく影響を受けるため、年齢が若ければ自然周期でも得られた1個の卵の質は良好である可能性が高くなりますが、年齢を重ねれば卵子の質は低下していきます。
当院では、1個でも多くの質のいい卵子と出会うために、基本的には卵巣刺激を行っていますがひとりひとりの卵巣予備能を考慮して刺激方法を選択しています。もちろん、ご希望であれば自然周期での採卵も行うことができます。
無理のない範囲でしたら喫煙以外は問題ありません。
詳しくは胚移植前の説明時にお渡しする書類に記載してありますので、培養士からの説明時に気になる点があればご相談ください。
その他
産み分けは当院では行っておりません。
着床前診断については、着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)の有用性に関する多施設共同研究への施設承認を受けており対象の方には実施することができます。詳しくはスタッフにお尋ねください。
クレジットカードやデビットカードは対応しておりませんので全て現金でのお支払いをお願いしております。
ご了承ください。
当院に通院することが可能であれば、内膜調整を他院で行い融解移植だけを当院で行うことができます。
また転院先の病院が受け入れ可能であれば胚を移送することができますが、色々条件もございますのでご相談ください。