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僕が医師になった経緯④:周産期医療から生殖医療へ

1988年11月に米国留学から帰国。鹿児島市立病院産婦人科医局へ帰還しました。がっ!給与を貰える研修医の枠が無い!ということで近隣の産婦人科病院の職員として採用していただき、その病院での平日週2回の当直と月土日2回の当直…

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僕が医師になった経緯③:研修医時代:米国留学まで

福岡徳洲会病院での研修は戦場の毎日でした。昼間は病棟、手術、夜は救急現場、朝は研修1年目の同期4人で6時から抄読会、7時から研修医全員での抄読会、8時から回診。2日に1回の当直業務。救急の現場では重症外傷、刺傷、交通事故…

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僕が医師になった経緯②:大学編

昭和51年、大学受験の年でした。九州大学医学部を志望していたのですが、担任から「母子家庭なんだから確実に受かるところが良いんじゃないか」としつこく示唆され止む無く熊本大学医学部を受験、合格して下宿先も決めていたのですが、…

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僕が医師になった経緯①

僕の家系は医業とは全く違います(3代前は田舎の診療所だったらしいですが)。父は海上保安官でしたが、僕が10歳の時に亡くなっています。脳出血でした。倒れてから一度も意識が戻らず、その間雑誌の付録で貰った水の中に小さな魚の模…

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完璧では無い生殖医療

手術にあたり「60%は助かりません」って言われたら手術受けますか? 生殖医療、不妊治療は1回1回の治療での成功確率はたかだた40%以下なんですね。こんな不確実な医療って他にありません。 不妊治療に100%はありません。程…

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ハンガリー少子化の国策!

ウィーンの学会の後、ハンガリーへのツアーがありました。その旅のバスの中で現地ガイドさんがすごくいい話をしてくれたのでお伝えします。 ハンガリー等東欧諸国も軒並み少子高齢化に直面しているそうですが。国による対策が日本と全く…

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ESHRE 2019 欧州ヒト生殖会議に参加してきました。

6月24日からの1週間診療のお休みを頂いて、オーストリア、ウィーンで開催された第35回欧州ヒト生殖会議に出席してきました。世界130か国から5000人の参加者があり会場は人混みで溢れていました。卵子、精子、受精卵、生殖外…

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医療サービスを受ける立場

自分が患者となった時、一番気にかかる事は医療者側の説明がわかりやすいかどうか、きちんと説明しできてるか、です。比較的頻繁に通う歯医者で暗号のような解らない言葉を発しながらチクチクされるのって何となくモヤモヤ。やっぱり自分…

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「自然」は最強???

今の世の中、何故か「自然」、「自然」と声高に叫ばれているようですが、ホントに自然がいいのでしょうか? 勿論、健康で全てが充足していれば人工物や手を加える必要は全くありません。でも食品の世界でさえ自然がベストとは限らないよ…

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妊活と悩みごと

不妊治療は何かとマイナスなイメージで頭の中が占められがちになります。お金、時間、痛み(身体的、精神的)、周囲との関係、などなど。 だからこそ、明るくポジティブなマインドでい続けることはとても大事なことだと思います。が、実…